出産奮戦記中期(ビッキーとピンキー編)

出産奮戦記前期 (サリー・ミルキー編)
出産奮闘記後期(コロッキーとチビッキー編)

マッキンビーの全出産記録

サリー(@ジャッキー・ナナ・インディ)Aビッキー・エルガー・ミロ)Bシルキー(0)

ミルキー(Cクッキー・ガク・銀次・グリ)(Dチビトト
さくら)(Eミッキー(0))
ビッキー(Fチビ・コロ
・ミホ)

ピンキー(Gピノ・シェル・ソロ)

チビッキー(Hブラッキー
・ジュリー・翔)

コロッキー(Iファンキー・ユズ))

ビッキーの出産2007年12月・ピンキーの出産2008年1月
性格にやや難があるものの、色々と期待に応えてくれたビッキーの出産には
力が入ります。父犬は当然、同系列の血統が望ましいということで、東京の
スティ君に白羽の矢が立ちました。
いつものジョイポケットケンネルさん(現在閉舎)です。

ラスティ君はベテランですし順調に交配も済み、さあ二ヶ月後には産まれてきます。
当時、清里のおとなりの韮崎市で、キュー動物病院をやっておられた塩島先生
大阪の街に移っていかれましたので、旅行のついでによく寄っていたのですが、
いつもはるばるみんなの健康診断においで頂いている事もあり、今回は「予定日
のあたりで訪れて産ませちゃいましょう!」となったのです。
自家出産は慣れていましたが、やはり何が起こるかわからないものですね。
予定日が来ているのに全然生まれる気配がありません。つぼに針を打ったり、
お灸をしてみても知らん顔です。
その間もお腹は大きくなっていきますので、急遽作戦変更です。
山梨にとってかえして、いつもの甲府のたま動物病院に駆け込みました。
あらかじめ電話してお願いしておきましたので、診察後帝王切開です。
無事三匹生まれましたが、保育器の中でモゾモゾしている三匹の性別が気になって
仕方ありません。色々な方向から見定めた結果、なんと全員メスなんです!
いや〜嬉しかったですね〜!(笑)
もちろん、オスのビーグルもその精悍さなどで味がありますが、今回は、将来に
マッキンビーをつなげていくために、非常に期待がかかっていたのです。
やたら元気で、とり落としそうになるほどバタつく子犬三匹に一同大喜びです!(笑)
帝王切開による出産は初めてでしたが、それゆえに困った問題がすぐに起きました。
麻酔から醒めた母犬がわが子だと認識してくれないのです。
ビッキーにとってみればどこからともなく現れたチビが、自分の乳首に吸い付いて
いるわけですから・・・。
「ウ〜ッ!」などと唸るものですから、怖くて目が離せません。
でも数日後には、徐々に自分の産んだ子だとわかってきたようで一安心です。
こんな元気な子犬達は初めてです。母乳から徐々に離乳食に切り替えて
いくのが普通ですが、ためしにお湯でふやかしただけのフードを与えたら、
全員すぐにパクパクと食べてくれるのです。(驚)
姉妹喧嘩もすさまじいものがあります。ひと月後に生まれたピンキーの子犬たちは、
それはそれは、気の毒なほどいじめらていました。
母ピンキーが「チョット!うちの子と遊ばないでくれる!!!(怒)」などという顔を
してもおかまいなしにいじめて遊んでいるのです。(笑)

子犬の成長は早いですね。あっという間に生後60日頃を迎えました。
今回、実は最初から心に決めていたことがあります。生まれた三匹のうち、どれでも
お好きな一匹を、今回も含め今まで15年以上にわたってお世話になった石田さんに
プレゼントするというものです。
これまでは、生まれた子達は、家内と一緒にどの子を残すか相談して決めて
きましたので、かなり思い切った試みなのです。しかし、今回はどの子も粒ぞろいの
いい子ばかりでしたので、ある程度は安心していましたが・・・。(笑)

はたして、石田さんが選ぶ一匹はどの子なんでしょうか?
まだまだ残るあどけなさの中にも、性格ははっきりと出ています。一番体格が
大きいチビッキーは三匹一緒に入っていたケージから出てこられません。
実は一番気が小さいのが、バレバレです!(笑)失格一号ですね!
一番に飛び出してきて、生まれて初めてのポーズもすんなり出来るミホちゃんに
決まったようです。コロッキーはうろうろ冷やかしているだけでした!
ミホちゃんこれからは、ジョイポケ犬としてガンバって行くんだよ〜!
その晩から一匹減ったわけですが、まだ二匹いますので相変わらずの大暴れです!
チビコロコンビの大活躍の日々の始まりです!(笑)

ビッキーの出産2007年12月

みほちゃんの出産2007年12月
みほちゃんは、ビッキーから生まれた三姉妹のうちの一匹で、ジョイポケの石田さんの
ところに嫁いでいました。中村さんのおじいちゃんが新しいワンちゃんを探している
とのことで聞いてみたら、石田さん曰く「うちで大勢の中で暮らすよりも、きっと可愛がって
くれるだろうし、この子も幸せになれると思います!」と言って頂いたことで、横浜の
中村さんちにやってきました。
みほちゃんの出産についてここには詳しく載せませんが、帝王切開を含め、かなり
大変だったと聞いています。でも、かわいい子供にめぐまれて、みなさんそろって
笑顔になれて良かったと思います。


ピンキーの出産2008年1月
ピンキーも東京のジョイポケ犬舎出身です。創成期のチャッピーに続き初代
ロッキーをはじめとして、マッキンのビーグルは全てこのラインで統一されています。
それ以外の血統を混ぜることは、師匠の教えもあって行っていません。
マッキンビーの中だけでの交配は、いずれその組み合わせに限界が訪れますので、
新しい血を加えて交配のバリエーションを増やすのが第一目的でした。今回は
マッキンのジャッキーとの組み合わせになりました。本人たちも満更でもない様子
でしたが案の定アッという間に結婚が成立しました。(笑)
通常は、その翌日もかけるのですが、ジャッキー君は以前から淡白だったせいか
乗ろうとしません。「ボクは一回で大ジョブだよ〜!」と言っているようです。(笑)
経過は順調でしたので、自家自然分娩にしました。しかし、陣痛が始まっても
なかなか出てきません。そうこうするうちに見えてきたものは、例のごとく
ピンポン玉です。逆子の典型的な兆候なんですが、本人もいきんでいるのですが
産道の入口に頭がひっかかっているのか、それ以上出てくる気配がありません。
そんな窮屈な体制では胎児もそうは持ちませんので、ひたすら引っ張り出すしか
ありません。ところがヌルヌルツルツルですので滑ってしまって一向に出てきて
くれません。ガーゼでくるむ様にしてようやく出しました。残念ながらその子はすでに
亡くなってしまっていたようですが、それ以降の子達は、つかえがなくなって
ポンポンと産まれてきました。子犬にミルクをやらねばならないので、どんどん
食べてもらわねば困るんですが、ピンキーは食べようとしないために、かなり
細くなってしまったのを覚えています。でも、全員無事に大きくなりましたけどね!